フィボナッチ数列はΦ(ファイ)という名前で知られる数1.61804……と深い関係があります。
フィボナッチ数列
1、1、2、3、5、8、13、21、34、55…
どの数も前の数で割ると
1÷1₌1、2÷1₌2、3÷2₌1.5、5÷3₌1.66…、8÷5₌1.6、13÷8₌1.625、21÷13₌1.615…、34÷21₌1.6190…、55÷34₌1.6176…
フィボナッチ数列の数が大きくなるにつれて、Φ(1.61804…)に近づきます。
数学者や芸術家は、この数を、数千年前からよく知っていました。
黄金比Φとは何か?
10㎝の長さの線分があります。6.18㎝の所に印をつけると、6.18㎝と3.82㎝の長短の線分ができます。元の線分10㎝を長い方の線分6.18㎝で割ると、1.618になります。
長い方の線分6.18㎝を短い方3.82㎝で割っても、同じ値になります。この値が黄金比Φ(ファイ)になります。
黄金らせん
辺の長さが1:Φ(1.618)になる長方形を黄金長方形と呼びます。それはもっとも美しいと言われる長方形で、私たちの身近な生活でも見られます。名刺、トランプ、パスポートなどです。言われてみると、手になじみやすい大きさですね。
この黄金長方形を上のように正方形と長方形に分割します。すると出来上がった小さい長方形は、黄金長方形になっています。これを繰り返していくと、一つのらせん形が出現します。
この黄金らせんはオウムガイの殻とよく似ています。
自然界の中にも黄金比は隠れています。