【クラス指導】
高校受験に向けたクラス指導コースでは、「一人では届かない力を、共にいることで引き出す」ことを大切にしています。学力だけでなく、学びに向かう姿勢や目標に対する意識も含めて、仲間と過ごす時間の中で育っていくものがたくさんあります。目の前の点数だけにとらわれず、入試という大きな節目に向かって、自分の軸をつくっていく学びの場です。
クラス授業は、教科書レベルから入試標準レベルまでを段階的に結びつけて指導していきます。単元ごとの内容を「点」として覚えるのではなく、「線」として理解し、「面」として活用できるように、全体の流れを常に意識した構成で授業を進めます。そのため、授業の中で自然と「なぜ今この内容を学んでいるのか」「この単元が入試のどこにつながるのか」が見えてきます。
また、クラス全体で同じテーマに取り組むことで、自分の理解度を客観的に把握しやすくなります。さらに毎回の授業後には確認テストや小テストを実施し、定着度を可視化。結果に応じて、個別フォローや補習を行い、つまずきをそのまま放置しない仕組みも整えています。クラス指導といえど、一人ひとりの状況に合わせた対応を丁寧に行います。
定期テスト前には、学校ごとの出題傾向を踏まえた対策授業を行い、内申点アップにもつながる学習を実現します。志望校合格を目指すうえで、内申点はとても重要な要素です。授業で扱う内容や演習のタイミングを調整し、学校の学習と塾の学習がうまくかみ合うように設計されています。5教科のバランスを重視し、定期テストごとに戦略的に取り組むことで、中長期的に着実な成果を出す体制です。
クラス指導だからこそ得られる「仲間の存在」「比較できる視点」「緊張感のある空気」。これらは、個別では得がたい要素です。「自分もやらなきゃ」と思える瞬間があること、「同じように悩んでいる仲間がいる」と気づけること。それがモチベーションとなり、学びを支える内的エネルギーになります。
私たちは、ただ集団で教えるのではなく、「この環境だからこそ伸びる力がある」という視点で指導を行っています。クラスの中で得られる刺激、自分で考える時間、結果を見直す習慣。それらすべてが、高校受験という大きな目標に向けた土台になっていきます。
「わかった」だけで終わらない、「できた」で満足しない。そこからもう一歩先へ進む力を育てる。それが、私たちのクラス指導の価値です。
【国立・立川・国分寺など自校作成校】
【英語】
英語力の基盤となるのは、文法と語彙の確実な定着です。これらを土台に、長文読解では段落構成や論理展開を把握し、英文全体の構造をつかむ力が求められます。さらに、難関校では記述式の設問も多く出題されるため、自分の考えを的確な英語表現で相手に伝えるスキルが不可欠です。読解力・要約力・作文力の三つをバランスよく育てていきます。
【数学】
難関校の数学は、計算力や公式の暗記だけでは太刀打ちできません。問題文に含まれる条件や設定を的確に読み取り、それらをもとに論理的に解法を組み立てる「考える力」が中心となります。図や関係式を活用しながら、自らの手で筋道を立て、答えにたどり着くプロセスを重視します。途中式の書き方や記述の明確さも評価対象となるため、表現力も鍛えます。
【国語】
記述中心の難関校入試では、本文の論理構造を正確に読み解く力が問われます。登場人物の心情変化や筆者の主張、その根拠となる表現を的確につかみ、自分の言葉で説明する力が必要です。設問ごとに求められる答え方を見極め、設問意図に応じた論点整理・表現力を鍛えます。漢字・語彙・文法も地道に積み上げ、文章全体の読解力と記述力を支える素地をつくります。
【理科】
単なる知識の暗記ではなく、自然現象の背景にある因果関係や法則の理解が重視されます。たとえば、なぜそのような変化が起こるのか、どんな原理に基づいて結果が得られるのかを考察する力が必要です。また、実験データやグラフ、観察結果を読み解き、そこから自分の考えを論理的に説明する問題も多く出題されます。科学的思考と表現力を並行して育てていきます。
【社会】
社会科では、用語の暗記にとどまらず、歴史的背景や地理的条件、社会制度の成り立ちを理解し、因果関係を見抜く力が問われます。時系列の整理、地域の特性、制度の目的と変化など、情報を構造的に捉え、出題の意図に沿って考察する姿勢が重要です。資料・統計・図表を読み取り、自分の言葉でまとめ、説得力のある解答を導く表現力も大切にします。
【武蔵野北・小金井北・小平など共通問題校】
【英語】
都立中堅校では、教科書レベルの英文を正確に読み取る力が重視されます。基本的な文法・語彙をしっかりと身につけたうえで、長文読解や会話文の内容を正確につかむ練習が必要です。また、リスニング問題も得点源になるため、日常的な英語を聞き取る力を養うことも大切です。記述や語句整序などの形式にも慣れ、英語全体をバランスよく学ぶ姿勢が求められます。
【数学】
中堅校の数学では、教科書レベルから一歩踏み込んだ応用力が求められます。まずは四則計算、比例・反比例、方程式、関数、図形などの基本的な単元を正確に理解し、計算ミスをなくすことが重要です。そのうえで、文章題や作図、関数の活用問題などに対応する力を養います。問題を見てすぐに立式できるように、反復練習と理解の両立を心がけます。
【国語】
読解力と知識のバランスが問われます。物語文では登場人物の心情の変化を、説明文では筆者の主張や理由を正確に読み取る力が必要です。選択肢から答えを選ぶだけでなく、記述式では根拠を明確にして自分の言葉で答える表現力も問われます。また、漢字や文法、語彙などの知識問題も頻出であり、基礎を日常的に積み重ねておくことが得点力の安定につながります。
【理科】
理科は各分野(物理・化学・生物・地学)から広く出題されるため、苦手単元を残さず、バランスよく学習することが求められます。基本的な用語や法則の理解に加え、実験の流れや観察の視点をおさえることで、グラフや表を使った問題にも対応できるようになります。都立入試では、知識だけでなく、考察力や理由説明を求める記述問題も多いため、演習の中で丁寧に対応力を育てます。
【社会】
地理・歴史・公民の3分野から幅広く出題されます。単なる暗記にとどまらず、地図・グラフ・年表などの資料を読み解く力や、出来事の流れを時系列で整理する力が求められます。用語の意味や背景、因果関係まで押さえながら理解を深め、記述形式の問いにも対応できるようにします。都立中堅校では基礎を確実におさえたうえで、資料を活用する応用力が得点の差になります。