教室代表 斎藤
都内国立大学 出身
人間には本源的に「知らない」ことを「知りたい」という欲求があります。
では、「知る」とはどんなことでしょうか?
すべての知識には、「縦、横」があります。「縦」とはそのことの歴史的な背景のこと。「横」とは、それに関連する分野のことです。
私は、オックスフォード英語辞典(OED)が好きです。この辞典は、一つの単語について、語源のみならず、かつてその単語がどのような意味であったか、どのように意味が変遷していったかを書いてあります。
例えば、Quickという単語は、今は「素早い」という意味になっていますが、1000年前には「生きている」という意味でした。
このように、言葉の変遷をめぐるオリジンを探求することは、とても大切です。
今年の8月30日に、新しい彗星が発見されました。名前は発見者にちなみ「ボリゾフ」といいます。
言葉の歴史を勉強するとともに、新しい宇宙の歴史を同時に学ぶことが重要です。
受験は、一過性の学習だけでなく、こういった過去、未来や、同時に関連する様々な事柄を学習することが大切です。物事に対して、その大本となるオリジンはどのようなものか、それを知るために、どれだけ資料を集めることができるか、これが受験、ひいては学ぶこと全体にとても大切なことだと考えます。
入試において、ワンランク上の学校へ進学するためには、どうなすべきか。
私にとって、最も大切なことは、過去、現在、未来と、
時間の流れを確実に理解することが、大切だと思っております。
単なる自分自身が○○小学校を卒業したとか、○○中学に入学したとかという、
自分史も大切ですが、もう一つ、学ばなければならないのは、
人間は環境に影響されるということです。
そこで、「自分を知る」という、この困難な作業をするためには、
現状においての、自分が生まれた年から、今までの
政治、外交、文化、それと同時に世界の史実を
下記に記させていただきました。
未来からの逆算ができるはずです。
今世の中は、大きなグローバリゼーションという河の流れの中にいます。しかし、いろいろな科学技術の発展とともに、
地球という命が少しずつ劣化してきていると感じているのは私だけだろうか。
例えて言うなら、地球温暖化という科学的現象は、
ツバル小国やグレートバリアリーフをむしばんできているということはもはや明らかな事実である。
こんな時代、何をなすべきか?
人類の叡智である学問をもう一度改めて表裏一体あらゆる角度のチェックをし、自分自身の価値観の構成と古今東西の学者や研究者などが作り上げてきた学問の真理に対し、“懐疑性”という武器を持ちながら見つめなおす必要があると私は思う。
「温故知新」
私たちは今日、飛躍的に発展した科学技術で豊かな生活を享受しています。 その一方で、地球温暖化や新たな疾病、国際問題など、難しい課題が数多く発生し、国際的に解決しなければならなくなっています。
現代では、多くの問題が複雑に絡み合い、次に何が起こるか分かりにくい状況になっています。そんな中、将来を予測するためには、何らかの法則を見つけることが重要です。
生徒の皆さんは、これから21世紀を支えていく大事な役割を担っています。そこでぜひ身につけてほしいのは「温故知新」の考え方です。かつての人々が編み出した叡智を調べ、それを今の問題を解決するための知恵として活用する姿勢は、単に受験の知識を覚えるだけでは解決できない、現代の複雑化した課題を解決する手掛かりになります。
そのためには、受験指導の中にも学びを楽しいと感じることが大切です。
Ⅴサポートは、それぞれの生徒の皆さんが段階を踏んでアイデンティティーを確立し、志望校に合格する学力を伸ばすと同時に、学びの大切さを実感する教育を重視しています。
生徒の皆さんには、ぜひ成長のステップを意識し、志望校合格とともに充実した人生を送ってほしいと願っています。
参考にしていただければ幸いです。