未来にまっすぐ

生徒が学ぶなかで本当に力をつけていくのは、「たくさん問題を解いた」と感じる瞬間ではなく、「この式はなぜこうなるのか」「この文はどんな意味を持っているのか」と、自分の言葉で理由や背景を語れるようになったときです。表面的な知識の量や、単語や公式をいくつ覚えたかといった成果は、もちろん学びの中では大切なものですが、それだけでは長く残る力にはなりません。たとえば英語の文でも、接続詞をたくさん使えばよいというわけではなく、一つの文の前後にどれだけ豊かな情報が込められているかが、その作文の質を大きく左右します。これは、数学の式でもまったく同じです。式を覚えたり操作したりする力ではなく、「この式がどんな場面を表しているのか」「何と何が関係していて、どう変化するのか」を読み取ろうとする姿勢が、学びを浅さから深さへと導いてくれます。

私たちの教室では、そうした「意味をつかむ力」を育てることを何より大切にしています。ただ正解を出すことや、速く解くことを目指すのではなく、「この考え方がどうつながっているのか」「この一文にどんな思考の流れが含まれているのか」を一緒に見つけながら、授業を進めていきます。すると、やがてお子さま自身が「これはこうだから」「こういうふうに考えるとスムーズに解けた」と、自然と自分の言葉で学びを語れるようになっていきます。それは単なる成績の向上以上に、お子さまの思考そのものが成長している証です。

このような学び方は、一見すると遠回りに見えるかもしれませんが、実は最も確かな力をつけてくれる道筋です。表面的な量ではなく、ひとつひとつの理解の「質」と「密度」を大切にすること。それこそが、これからの学びに本当に求められる力です。そしてその力は、これから先の入試や社会の中で「自分で考える力」として確実に生きていきます。

 

教室代表

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考える力を静かに育てる
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