高校入試問題の、5教科各科目における一つのテーマについて、書かせていただきます。
それは、「都市」というキーワードです。
英語においては、人間と「都市」の関わりにおける物語文、(例えばロンドンやニューヨーク、東京という舞台に対して)。
数学においては、建築物の測量の仕方を通して。(石畳文化や木造文化について)
国語においては、人間の理性と「都市」の関わり合いにおける哲学について。
理科においては、生物学と環境においての都市や農村地について。
社会においては、水源地や河川もしくは山について。
このように、すべての科目において、「都市」というキーワードが脈々と流れています。
「都市」の形成にともなって、社会の変化が起こることを、考古学者のヴィア・ゴードン・チャイルド(1892~ 1957)は「都市革命」と呼びました。
都市と農村地とは何か? 統治とは何か? 地球環境とは何か? 食料の確保とは何か? 物流とは何か? 交易とは何か? 生態系とは何か?
あらゆる入試問題のテーマが「都市」の言語の後ろにたくさん隠れています。
今回の夏期講習においては、各年度の解き方だけではなく大きな枠組みとして「都市とは何か」ということも受験生に伝えていければ幸いと考えております。
追記させていただくならば、東京都は日本で最も大きな都市であることもお伝えさせていただきます。