長年受験生を見ていて、感じていることをお伝えします。
「点数が上がるか」という命題に対し、塾講師は、常に切磋琢磨して技術力を高めていかなければなりません。
今日は、「点数が上がるか」というバロメーターである、ノートの取り方についてお話します。
ノートの取り方においてのチェック項目は、
1記録
2整理
3表現
となります。
特に1の「記録」については、
・日付がついているか
・文頭がそろっているか
・余白がとってあるか
が重要となります。
2の「整理」については
・インデックスがとってあるか
・付箋などで頭の中が整理されているか
・区切りをわかりやすくとっているか
3の「表現」については、
・人にわかりやすく伝達できるようにしているのか
・本番さながらに演習をしているか
このように単なる「ノートを取る」といっても、いくつかのポイントを押さえることによって、脳の中に記録されていくのです。
「記録」「整理」「表現」、この3つの流れを作り上げるための創意工夫が、生徒たちのノートに醸し出されたとき、「あ、この生徒はノート作りを楽しんでいるんだな」とわかります。
それはまるで自分が生きてきた証をノートに刻み込んでいるようで、「学び」というものを楽しんでいるんだなというのがよくわかる時です。
逆に、日付がなかったり、文頭がずれていたり、整理をできていないとき、それは全て成績という結果に出てきてしまいます。
夏の講習前、もう一度改めて「楽しむノートづくり」というものを生徒たちにお伝えできればと思っています。