人生というものは、必然と偶然が積み重なって、日々の結果が生じます。
必然は、例えば多摩地域の学校に通学していること
男性や女性として生まれてきたこと
人間として生まれてきたこと
中学生であること
このようなことは全て必然です
必然とは、変えられないことです。
変えられないことは、いくら論じても、いくら嘆いても、それは変えられません。
しかし、もう一つ、偶然というものがあります
偶然は、すべて変えられます。いわば、変化できることです。
今日、朝、何時に起きただろうか?
自分の決めた時間に起きられたか?
前日わからない問題がありその問題集を枕元において、起きた瞬間に戦ったか?
たとえ眠くてもすぐに顔を洗い運動をし食事をし、「昨日できなかった問題を問いかけ、勝負したか?」
例えばこの僅か起きた瞬間の30分の行動だけでも、あらゆる結果としての偶然の中の成功を呼び起こします。
カバンの中身を、前日一度すべての教材や筆記用具を取りだし、ほこりやごみをきちんと掃除したか?
筆箱の中の消しゴムをチェックし、シャーペンの芯を入れ替え、勉強という戦いの準備を常日頃しているのか?
ノートが切れかかっていたら、前もって整理をし、入れ替えたか?
学校には遅刻せずに、前日に翌日の予定をよく見て見直しをし、なおかつ準備を怠らずにやっているのか?
ノートを3種類に分け
1指導用ノート
2整理用ノート
3暗記ノートというように区分けをし、常に勉強に対する創意工夫を行っているのか?
塾の勉強や学校の勉強や部活もしくは友人関係に対し、ただ流されていなく、自分の主導権をとって意思決定しているか?
塾の宿題、学校の宿題のわからない問題や課題を記録化してまとめているのか?
君の今日の1日、1時間1分その時間全てが、プラスという成功とマイナスという不成功に分かれていることを理解しているか?
そして小さなプラスの積み重ねがやがて「実となり大きな成功」となることを君は理解しているか?
1分1分の意思決定のプラスの連続が、最大の成功という偶然を及ぼします。
「面倒くさいな」という理性障害が起きたとき、「いや待てよ、自分の目標とは何か、そして自分の第一志望校とは何か」ということに、もう一度再確認し、「面倒くさい」というマイナスに対し、「ここは踏ん張ってもう一度昨日できなかった問題に問いかけしよう」と思ったり、「見たい番組」や「ユーチューブ」があっても、もしくは「ちょっとしたライン」が来ても、「いや待てよ、昨日できなかった途中式をもう一度復習しよう」というようにプラスの意思決定をすることが、結局のところ成功(受験合格)という結果を及ぼします。
1日の意思決定が1分1分にあるなら、起きている時間帯が16時間とするならば60×16の960回のプラス(成功)マイナス(不成功)の意思決定が行われています。
前に進むか、後ろに進むか、すべて自分の意思決定にかかわってきます。
今一瞬の目の前の意思決定において、「誘惑に負けないプラス」に置くことが最も大切なのです。
人生という時間の中で、何となく「いくらでも時間がある」と思われがちですが、実は「瞬間瞬間に勝ちや負けという価値基準があること」と、「人生は有限である」ことを私たちは考えなければならないのです。