開成高校と筑波大学付属駒場高校の2022年入試問題 数学の空間図形の問題内容です
開成高校
空間図形 立方体 正二十面体 7問 作図問題1問
(1) 立面図
(2)(ⅰ) 線分の長さを文字で表す
(2)(ⅱ) 二次方程式 立式
(2)(ⅲ) 線分の長さを求める
(3)(ⅰ) 三角形の面積を求める
(3)(ⅱ) 線分の長さを求める
(4) 正二十面体の体積を求める
開成高校の空間図形の問題は、問題数が7問と多かったです。しかし、問題が多くなったのは、(1)~(3)の問題が(4)の問題を解く上での布石になっているからです。通常であれば、いきなり(4)の問題を出してきてもいいのですが、今年は問題を細かくして、誘導型の問題にしていました。問題文自体は長いのですが、実は今年の問題の中で、完答が狙える問題でした。
筑波大学付属駒場高校
空間図形 立方体 正八面体 3問
(1)(ア) 線分の長さを求める問題
(1)(イ) 体積を求める(立方体と正八面体の共通部分)
(2) 体積を求める問題((1)(イ)の問題の応用)
筑波大学付属駒場高校の空間図形の問題は、例年通り3問の出題になりました。(1)(ア)の問題は次の(イ)のに繋がります。そして、(2)の問題は基本的には(1)の問題と同じ解法になります。数字がやや複雑な数字(ルートや分数)になっているので、丁寧に計算をしていくことが大切です。
開成高校と筑波大学付属駒場高校の空間図形の問題の共通点は、全ての問題がつながっていることです。大問一つがつながっている問題は、単元ごとに分けられている問題集では練習できません。やはり、過去問題の勉強が入試において効率よく、かつ最短距離の勉強法になると思います。