2019年春期講習

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2019年春期講習

お世話になっております。今回は、2019年に行われた都立入試について、そのことに対応する、春期講習のお知らせと方針をお送りさせていただきます。

2019年都立入試について

2月22日において、都立高校入試が行われました。自校作成問題入試、共通問題入試の問題文をチェックした結果、やはり今年度も、記述式が最重要項目でした。

基本的な問題の暗記、背景も大切ですが、合格圏の点数は記述式問題にかかわると、今年度入試問題を見ながら特に感じました。

そこで当塾としては、自校作成問題、共通問題ともに、最重要項目は、記述式問題であると考え、新中1~新中3の春期講習においては、記述問題のトレーニングをすることを主眼とします。

記述入試配点、特徴、そして今年度春期講習の方針を、簡略ながら下記に書かせていただきます。

自校、共通問題入試校の記述入試配点について

共通問題入試と自校問題における、記述式問題の100点満点中の入試配点を下記に記します。

英語においては、共通問題・自校とも10点から15点

国語においては、共通問題・自校とも10点から15点

数学においては、共通問題は10点、自校国立高校においては30点

というように、各都立高校とも記述式の得点率が合格のキーワードとなります。

自校、共通問題入試校の国語、英語、数学における記述問題の特徴

国語

共通問題入試 「新しい『何か』に出会うこと」というテーマで200字の作文

自校国分寺高校 「あなたはどんな場面でグローバリゼーションの進行を感じるか」というテーマで200字作文

自校国立高校 「社会的な存在であるから、私は変容する可能性を持つ」という主張に対する200字の作文

平成31年度国語問題の出典作者等

共通問題入試問題 三浦哲郎

自校国分寺 木内昇

自校国立 小池昌代 東大入試にも出典

英語

共通問題入試では日本伝統の紹介に加え、基本力、文法力が問われる入試問題。

自校国分寺高校では、交換留学生による比較文化論に関する問題等。

自校国立高校では、生物学と数学を融合した長文、フィボナッチ数に触れる問題。

数学

共通問題入試では、立体の中にもう一つの立体を見出し、体積を求める問題。

自校国分寺高校では、共通問題入試同様、立体の中の立体の体積を求める、難易度の高い問題。

自校国立高校では、平面を増やして2次元から3次元にとらえ、しっかりと論理立てて記述を書く問題。

春期講習方針

上記のように、記述式問題は精緻なる知識を体系化したうえで表現することが、入試問題としては最高の肝と、我々は考えております。

そこで当塾としては、今期の春期講習においては、総復習、学力考査対策並びに記述式問題のトレーニングを積むことを方針とします。

新1年生から新3年生まで、実際の平成31年度入試問題を実際には見ることによって、「どれだけ早く入試問題を見てどう感じるか」は、私たちはとても大切だと考えています。

各科目について

①国語力は目に見えない力として、各生徒が母国語の意味や日本語の文法体系をもう一度顧みることによって、全科目においても本質を捕らえることができると考え、国語力増強を要請すること

②英語においては、英単語並びに英文法、書き換え等のケアレスミスしやすい問題を特に選択し、集中勉強を行うことによって、実際のテスト前には、読解問題に時間を特化できるようにすること

③数学力においては、考える力、手順の深い問題を入り混じりながら、数学の面白さを実感し、ケアレスミスをなくすこと