内申点対策
Ⅴサポート塾の指導のモットーは、一人ひとりの生徒様に合わせた指導のご提案をするということです。
都立入試で非常に重要な、学校の内申点アップ・定期テストの点数アップについても、
全ての生徒を同じ要領で指導することはできません。
都立高校受験と密接に関わってくることだからこそ、そこには細心の注意を払います。
それぞれの生徒の内申点を高く維持するために、行っていること
①定期テスト対策
各学期の中間・期末テストの出題範囲を調べ、
各中学校のテストに対応したテスト対策を行っています。
Vサポートの定期テスト対策のポイント
・成績が上位に属する生徒には教科書の範囲にとどまらず私立上位校に対応できるレベルまでを学習し、定期テストでの細かい点まで見逃さない指導を行います。
・成績が中堅の位置にある生徒には、そのテストの出題範囲を繰り返し演習して効率よく基礎力・得点力をアップさせる指導をしています。
②学校提出物
内申には定期考査の成績だけでなく、授業態度や課題の提出も大いに影響します。
提出物の課題は、毎回ほとんどの教科で行われています。
学校の先生は、提出された課題について、およそA~Cまでの評価をつけて返却します。
A評価…間違えた問題は別紙に解き直して再度丸つけまで行っている
B評価…間違えた問題は解説を見て、解法(数学の途中式など)から赤ペンで写してある
C評価…間違えた問題は赤ペンで解答のみを写している
このような評価方法をとると言われています。
生徒様によって、提出課題の管理にも得手不得手があります。
毎回の提出課題をしっかりこなすことによって、
通知表の観点別評価の「関心・意欲・態度」の項目のプラス評価
ひいては内申点の数字そのものをアップさせるように導いていきます。
③学校ワーク
定期テストと並行して、同時にワーク課題を出して提出させることが広く行われています。
ワークの課題範囲は、その時のテスト範囲と、原則として同じなので、
ワーク課題をしっかり行うことが、そのままテスト対策にもなります。
ワーク課題も、提出物のひとつなので、やはり内申点に影響します。
中学校によって、採用しているワークが異なることもあり、
Ⅴサポート塾でもそれぞれの教材に対応しながら、
ワーク課題提出を支援していきます。
④学校のテスト対策プリント
定期テストのために、学校の先生が、対策プリントを独自に作成されることがあります。
対策プリントは、テストに出る内容に非常に近いことが多く、
定期テスト高得点の近道です。
対策プリントがあることを積極的に教えてくれる生徒様のおかげで、
授業進行を柔軟に対応させ、対策プリントの内容をしっかり学習することができます。
⑤テスト範囲把握
定期テスト範囲は、テスト日程の約2週間前に発表されます。
このテスト範囲を正確に把握することが、内申点アップに欠かせません。
また、テスト範囲は、発表後に修正、変更されることもあり、
これらのことは、塾としては生徒様をとおしてしか知ることができません。
生徒様との密なコミュニケーションによって、
より正確で素早い範囲の把握、軌道修正を柔軟に行っていきます。
自校作成対策
Ⅴサポート塾では、一人ひとりの生徒様にあった指導、コミュニケーションを大事にしています。
中学生の生徒様は、発達段階のピークにあり、知的好奇心が旺盛で、吸収力に富んでおり、
新しい発見に喜び、新たなモノを創造する力を宿しています。
私たちは、このような生徒様のそれぞれの特性を最大限に引き出し、
それを学力の向上につなげていけるよう、生徒様の意識状況をしっかりと把握し、
一人一人にカリキュラムを練って指導しています。
単なる知識の網羅では、自校作成校に出題される問題を解くことは難しくなります。
自校作成問題を解くために必要になるのは、考える力や表現力です。
生徒たちは日ごろの生徒同士の交友関係をはじめ、大人や先生との人間関係を通じて、これらを身につけていきます。
私たちは、一人一人の生徒様との対話、コミュニケーションを通して、
考える力や表現力の養成に携わってきました。
自校作成校の出題傾向
東京都立高校の自校作成入試問題
日比谷、西、立川、国立 、国分寺などの進学指導重点校は、独自の入試問題を学校で作成・実施しています。
英語のリスニング・理科・社会は共通問題を使用しますが、リスニング以外の英語および数学と国語は例年難度の高いものであり、いくつかの知識を前提にする問題が出題されます。
自校作成入試問題対策
自校作成問題には、問題文の中に隠れたメッセージがあります。
日本の約2000年間の歴史の中で、外国の文化の影響を受けた時期は3回あります。
1回目は、奈良、平安時代の、隋、唐の文化の影響。
2回目は、明治維新における、英独仏の影響。
3回目は、サンフランシスコ講和条約後の、米国の影響。
この「外国の文化の影響を受ける」と、簡単に申し上げますが、
実をいうと、自国の中に「外国の言葉」をすべて翻訳し、わかりやすく国民に伝えていくためには、
学問に対する極みが必要となります。
入試問題というのは、英語にせよ、数学にせよ、国語にせよ、学者たちが切磋琢磨し、そして紡いだ言葉の「完成品」から出題されます。
学者は、上記の文化的変革に、大きな好奇心と知的欲求によって分析し、解明し、取り入れていきます。
平坦に見える歴史的時間の中で、この「自国に対する学問的導入」こそが入試問題の再頻出事項となります。
歴史は、「貴族社会」、「武家社会」、そして「近代社会」というように指導されると思いますが、
そういった視点以外に、「学問的導入」という新しいカテゴリーをつけることによって、(唐文化、ヨーロッパ文化、米国文化)
どのようにしてその文化を享受できたのか、もしくはどのような影響を及ぼしたのか、
そしてこの小さな島国が外の文化を取り入れるにあたって、どのように「言語を翻訳して文化を取り入れていったのか」、
こういった観点を授業内でお話させていただくことにより、
自校作成校に出題される問題が、何を生徒に求めているのか、
見えてくるように指導していきます。
共通入試対策
志望校に照準を合わせ、実戦力と応用力を伸ばします
英語
前期は学校の進路に合わせて
いよいよ受験生です。
中3単元を学校の進路に合わせながら終わらせるのが先です。
1学期は「現在完了」「不定詞」「関節疑問文」を、2学期は「分詞」「関係代名詞」を指導します。
今まで以上に文の構造の理解が必要になってきます。
また、長文を読む際にもSVをしっかりと捉え、前からどんどん読む指導をします。
後期は総合形式の問題で受験対策
受験指導では総合形式の問題を扱います。
特に都立入試対策では、傾向をしっかりと分析し、対策をたてています。
オリジナル教材を使いながら、各種形式別問題のルールの再徹底を行います。
リスニング、語彙、文法、作文といったあらゆる形式パターンを、単なる暗記ではなくしっかりと理解したうえで万全に指導を行っていきます。
数学
高校進学後を見据えた指導
中3になると格段に何度が増し、展開・因数分解・平方根・二次方程式・二次関数・三平方の定理といった「高校内容に直結」、「高校内容の一部」である単元に直面します。
平方根の学習によって、有理数の概念を学び、一気に取り扱い可能な数の領域が広がります。
また二次方程式の学習によって、高校数学の重要部分と言える必要十分条件の初歩を定着させます。
徹底した計算数式テスト・教科書チェック
中3になってからも毎時間の小テスト・教科書チェック、入試前数ヵ月間にわたって配点の半分近くを占める都立高校入試問題1番(数式計算)チェックを行って、高校での学習を見越した学習強化を図っています。
大学入試を見据えた指導
単に高校入試を突破して終わりとは考えず、その後の順調な学力伸長を視野に入れ、大学入試を見据えた指導を行っています。
国語
読解力・知識力・表現力を磨き、最終的に必要な学力を養う1年
中3で学ぶ国語は、これまで身につけた読解力や知識力、表現力を磨きながら、最終的に必要な学力を養っていきます。
中3では古文を学習します。
ここで大切な事は、古文を「外国語」として学習するのではなく、「日本語」の別のかたちとして学習することです。
もちろん、すでに存在しないことばや意味の変化をある程度理解したり、現在使われていない文法事項を押さえていきますが、繰り返し読むことによって古典独特のリズムや世界が理解できるようになります。
抽象化と具体化を繰り返しながら行う文章理解
この時期の文章を読みこなすためには、国語的な知識があれば良いというわけではありません。
化学論・言語論・文化論など、そこで扱われる内容は、常識的に広く浅い知識が必要となるのです。
その知識を用いて内容を具体化することが大切です。
国語の文章理解とは、抽象化と具体化を繰り返しながら行うのが効果的です。
ですから、時には文章を離れ、それに関連する事柄の説明に時間を割いたり、あえて答えのないような
「意見」を求めることも行ったりします。
つまり、授業の膨らみから内容の理解を大切にしたいと考えています。
理科
前期は中3内容を学習
中3の理科は、「化学」「物理」「地学」「生物」について学んでいきます。
〈生物〉
「環境と生態系」を学んでいきます。
私たちと自然の関わり、食物連鎖、環境破壊について具体的な事例をまじえ、現在の状況を認識していきます。
〈化学〉
元素記号や化学式・化学反応式について復習したのち、イオン反応について学習していきます。
〈物理〉
力とは何か、力の3つの作用をもとに、傾斜やばねの問題を理解したのち、速度・加速度、仕事やエネルギーの基本理念をおさえ、問題演習を行いながら、内容理解をしていきます。
〈地学〉
天体分野の「地球の自転」「地球の公転」にかかわる太陽、月、星の動きについて学習した後、「惑星」と「地球」の関係を演習をまじえて勉強していきます。
後期は入試への知識の確認と弱点補強
中3の後半は、理科の前半にについて学んでいきます。
項目は細部に分かれていますが、
物理では「力学」「電気」
化学では「物質の性質」
生物では「動物「植物」「環境」
地学では「天体」「気象」「地層」
といった内容について、問題演習を行っていきます。
疑問点を残さず、知識の確認と弱点の補強をしていきます。
社会
前期は公民分野の学習
前期は公民(政治・経済)分野を学びます。
政治分野では、日本国憲法・三権分立のしくみと各機関のはたらき・選挙制度などを取り上げます。
経済分野では金融制度・景気変動・財政・税制・労働問題など、社会に出てからも必要不可欠となる項目を学習していきます。
また、国際的な政治・経済の動向を把握し、時の経過とともに移り変わる世界情勢をリアルタイムで学習していきます。
後期は総合演習と知識の補強
後期は中学の社会学習の総仕上げとしての総合的な演習と、知識の補強を行います。
総合演習では、地理・歴史・公民の各分野について、国内外の時事問題や細かい知識の習得をはかり、知識の土台をより強固なものにしていきます。
身近に起こったさまざまな問題に眼を向けるだけでなく、地域社会・国際社会全体にかかわる諸問題を幅広い視野で考えることが出来、宇宙空間から地球を眺めるような、スケールの大きな思考力・好奇心・知識を持つことができるよう、多角的な視点にたって授業を進めていきます。
共通入試の傾向と対策
入試に向けての心がまえ
入試は、受験のテクニックのみを追って勉強を進めることはお勧めできません。
あくまでも「基本」を中心に要点理解をし、重要事項の確認などを充実させることが大切です。
入試で最も大切なことは、日ごろの実力を精一杯発揮することです。
そのためには、直前になっての詰め込み学習ではなく、
日ごろから何かをやり遂げるという習慣を身につけておくことが肝心です。
全般的な入試の傾向
入試全般についての傾向は、問題が大型化し、記述式の問題が増えているということです。
日ごろから「考えながら解く」という習慣を身につけておきましょう。
共通入試校の出題形式を分析し、自分の学力をはっきりつかめば、心配はいりません。
①記述式
書かせる問題です。教科書や参考書を暗記するだけでは不安だらけです。
ただ書くのではなく、出題者の問いの意味を正しく理解して、要点をはずさないことが大切です。
日ごろから新聞の論説記事を要約する習慣をつけておけば、実力もつき社会常識も豊かになります。
②穴埋め式
語句や数字を入れる問題です。
筋道の通るようにじっくりと考えてから答えを書きこみましょう。
主観的な答え方より、出題者の意図を十分吟味したうえで答えることが必要です。
自分で考えながら学習を進める姿勢を身につけていきましょう。
③選択式
3~5程度の中から正答を選ぶ問題です。
一見やさしく見える問題ですが、最近では選ぶ内容を難しくして、まぎらわしくする傾向あります。
推薦入試対策
毎年多数の方が都立推薦入試を受験します。
推薦入試を受けるには、まず各高校の設定する基準内申点をクリアし、
在学している中学校の校長から推薦を受け、推薦書を作成し、
調査書とともに高校に提出し、面接を受ける必要があります。
選抜方法は、提出された推薦書・調査書・入学願書および面接の結果により決定します。
毎年多くの方が受験し、競争率は非常に高くなっています。
Vサポートでは推薦入試を受験することを決定した生徒に対して、
推薦面接対策を行います。
過去のデータにより、どのような質問がされやすいかに対して細かい指導を行い、詳細にアドバイスします。
推薦入試の現状
都立高校の推薦入試は、必ず面接が行われるほか、
学校ごとにさまざまな検査項目が実施されます。
自校作成校では、小論文が課されます。
毎年テーマが与えられ、代表的な形式は、
関連するグラフなどから分析した意見を200字以内で述べる問題と、
課題文を読んで、それぞれのテーマについての考えを600字以内で述べる問題が出題されています。
5教科について
英語
英語は、英語を通じて,言語や文化に対する理解を深め,
積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り,
聞くこと,話すこと,読むこと,書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養うことを目的とします。
学習内容
英語を読むことに慣れ親しみ,英語を読んで書き手の意向などを理解できるようにする。
英語で書くことに慣れ親しみ,英語を用いて自分の考えなどを書くことができるようにする
教科「外国語」の一分野として位置付けられている。
小学校過程より具体的な内容が増加します。
あいさつ、自己紹介、電話での応答、買物、道案内、旅行、食事などのときの会話、
発音、文、文構造、代名詞、動詞の時制など(現在形、過去形、現在進行形、過去進行形、現在完了形、未来形)、
形容詞及び副詞の比較変化、to不定詞、動名詞、現在分詞及び過去分詞の形容詞としての用法、受け身
英語に一番大切なことは、日本語以外の語学に対し興味を持ってもらうことです
Vサポートでは「聞く」「書く」「読む」を常に反復演習をしながら徹底指導します。
単語のスペルや文法の決まり、例えば三人称単数の動詞につけるSなどは
何度も英文を書いたり音読したりすることで定着します。
英語学習が本格的にスタートする中学一年は最も大切な時期なのです。
文脈から言葉の語彙数を増加する訓練を施します
「時制(過去、未来)」「助動詞」「不定詞」「動名詞」「比較」「現在完了」など
中学2年生で履修する単元は受験(特に都立高校)において最重要です。
この中2の段階で入試の基本事項の完全理解を図ります。
文法だけではなく、一つの物語を反復することによって、言語脳の養成を施しながら、
各単元の文法を徹底的に演習します。
時制の訓練や不定詞・動名詞を通して名詞的用法、福祉的用法などの
言葉に対する訓練を施すことによって、言語に対する興味づけを授業ごとに行い、
ある一定の過程を終えたらミニテストなどを施しながら反復力・継続力の養成をします。
教科書内容と入試問題で受験対策をします
英語においては、文の構造の理解が重要となっています。
主語S+動詞Vから成り立つ英語の語順に修飾語句Mがどう絡んでいくかを反復演習で理解します。
また長文を読む際にもSVをしっかりと捉え、前からどんどん読む指導をします。
また受験指導では総合形式の問題を扱います。
特に都立入試対策では、傾向をしっかりと分析し、対策をたてていきます。
オリジナル教材を使いながら、各種形式別問題のルールの再徹底を行います。
リスニング、語彙、文法、読解、作文といったあらゆる形式パターンを単なる暗記ではなく、
しっかりと理解させたうえで、万全に指導を行っていきます。
古今東西の名文や、厳選された大学入試問題や高校入試問題を題材として、授業を行います。
または教科書の文法、語彙を体得することによって、真の意味の実力を養成します。
数学
数学・算数は、数学的活動を通して,数量や図形についての基礎的・基本的な知識及び技能を身に付け,
日常の事象について見通しをもち筋道を立てて考え,表現する能力を育てることを目標とします。
学習内容
具体物を用いた活動を通して,数についての感覚,
量とその測定についての理解,図形についての理解,
数量やその関係を言葉,数,式,図などに表したり読み取ったりすることができるようにする。
「数と式」,「図形」,「関数」及び「資料の活用」のより具体的な学習や
それらを相互に関連付けた学習において,既習の数学を基にして,
数や図形の性質などを見いだし,発展させる、数学的な表現を用いて,根拠を明らかにし筋道立てて説明する。
解き方の手頂を組み立てられるようになるまで、反復します
数学の成績を上げるためには、「頭を使う」訓練を繰り返すことが重要です。
「頭を使う」とは、解き方の手順を考えるということです。
そのためには、解答を覚え、それを繰り返し定着させることが必要です。
頭の中で解き方の手順を考えられるようになるために、特に厳選された問題を、徹底的に反復学習します。
全ての問題を紙に書いて解き、完全に理解できているかを確認しながら解きます。
それ以降の反復では、間違った問題や理解が不確かな問題を繰り返して解き直し、全ての問題を解けるようにします。
答えまでたどり着けるようになるまで繰り返します。
解き方の手順が組み立てられない場合は、解答解説を見て手順を確認します。
これを繰り返せば、解法のパターンが完全に定着し、瞬時に解き方の手順が頭に浮かぶようになります。
見たこともない問題に直面しても、幾つもの解き方の手順が頭に浮かび、
その中で最適なものを選ぶことができるようになります。
入試を意識し、入試問題レベルのステップアップを目指します
中2内容は都立高校入試では最もウェイトの高い内容となっており、
中2のメインは連立方程式、一次関数、場合の数・確率です。
連立方程式では、高校進学後にも通用する方程式の本質を学びます。
一次関数は連立方程式の理解を元にして高校数学の高次の関数、
三角関数の理解に必須な重要単元であり、すべての関数の根底となります。
連立方程式、一次関数、証明の単元は入試問題レベルへのステップアップできるまでこなします。
中3内容へスムーズに移行するために、徹底的にこの時期に数式分野にこだわります。
高校進学後を見据えた指導をします
中3になるとさらに複雑になり、展開、因数分解、平方根、二次方程式、
二次関数、三平方の定理といった「高校内容に直結」する単元に直面します。
平方根を学習することによって実数の内、有理数以外の無理数の概念を学び、
一気に取り扱い可能な数の領域が広がります。
また二次方程式の学習によって高校数学で重要となる部分を定着させます。
毎時間の計算数式テスト・教科書チェックを入念に行い、
入試前には配点の半分近くを占める都立高校入試大問1番(数式計算)チェックを行って
高校での学習を見越した学習強化を図ります。
また、単に高校入試を突破して終わりとは考えず、その後の順調な学力伸長を視野に入れ、
余裕を持って入試に臨むように万全の準備を整えます。
国語(現代文・古文・漢文)
国語は、適切に表現し正確に理解する能力を育成し,伝え合う力を高めるとともに,
思考力や想像力及び言語感覚を養い,国語に対する関心を深め国語を尊重する態度を育てることが目標です。
学習内容 話すこと・聞くことの能力、書くことの能力、読むことの能力、
伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項を学びます。
事実や事柄,意見や心情が相手に効果的に伝わるように,
説明や具体例を加えたり,描写を工夫したりして書く。
書いた文章を読み返し,語句や文の使い方,段落相互の関係などに注意して,
読みやすく分かりやすい文章にすることです。
より抽象化された言葉の概念の正確な読解力と設問の要求に対してきちんと解答できる力を養います。
さまざまな分野の問題文を使って正確な読解力を身につけること、
読解力の養成と平行して、設問の要求に対して正確に対応できる力を養うことを中心とします。
古文・漢文では、さまざまな文章を読み解ために有効な方法の指導、
かつ、文法・語法や単語の知識も整理しながら、厳選された文章を精読してゆきます。
構造的な思考性で、解答に導きます
入試問題の題材となっている文章はどのようなものでしょうか?
その筆者は学問を専門にした学者や科学者、評論家の文章が多いです。
そしてその文章は一読しただけではわかりづらい、難解な文章が多いです。
なぜ難解なのかと申し上げると、それは学術用語や抽象的な用語が頻繁に使われているからであり、
普段目にしている言語とは違うものが多いからです。
哲学用語や抽象用語、学術用語に敏感であることはもちろんですが、
出題者の真意を的確にとらえる力は、絶対的に必要な読解力です。
この読解力の本質は、構造的思考性を基盤にして、
論理文を解明していくことがとても大切であると私たちは考えています。
構造的思考性とは何かと申し上げると、
文章を読んでいるときなぜこの出題者はこのようなことを言っているのか?と考えると同時に、
時代的背景や社会的思想などとともに、多元的に考えながら読み下すことを
構造的思考性と私たちは呼んでいます。
ぜひとも下記のような問題を通して、構造的思考性に基づいた記述力をアップしていきましょう。
国文法を通して言葉の種類の知識化、名文を通して言葉の多様な意味づけの訓練を施します
大切なのは、しっかりと文章を読む習慣を身につけることです。
自分なりに、筆者はこんなことを言おうとしているのではないか、ということを、
文章としてまとめていくことで記述力を養います。
また、さまざまな種類の文学作品などを通して、
様々な言葉に関する知識を身につけることも重要なテーマです。
文章の難解さを生み出す原因は、そこで扱われている言葉の難解さにあると考えられます。
そこで、まず、日本語には漢語系の言語と和語系の言語があるということを理解しなければなりません。
それだけではなく、多くの慣用句や熟語も、文章を通して理解していくことが重要です。
このことを踏まえながら、その言葉の語源を調べたりすることによって、
単なる暗記だけではない、知識力を養っていきます。
論理的な文章の内容を正しく理解し、文法も学習します
ことばは一つだけの意味しか持たないものではなく、多くの意味を持っていますが、
一つの意味だけを用いながらでないと、論理的な文章としては成り立ちません。
論説文で、ことばが様々な意味にとらえられると論理性が失われてしまいます。
従って、言葉の客観的意味を発見することを目指します。
同時に、ことばの多様性を生かした文章の理解も心がけていきます。
二つぐらいの意味を含んだ文章というのは数多く見かけます。
たとえば、小説の情景描写で「雨天」がそのまま主人公の心情表現になる場合などです。
このような文章の読み方は、文章の全体から、心情を予測します。
表面上の文章の流れだけではない、もう一つの流れをとらえることもあわせて学習します。
後期には文法も学習します。日頃用いている「日本語」が、どのような文法を持ち、
どのような特色があるのかという点を明らかにして定着させます。
ここで、ことばの決まりごと、文法を学ぶことによって、
文章を論理的にわかりやすく、明確にすることができるのです。
読解力や知識力、表現力を磨きながら、必要な学力を養います
これまで身につけた知識力や読解力、表現力を磨きながら、
入試に対応した学力を養っていきます。中3では古文を学習します。
今は使われなくなった言葉を「日本語」の別のかたちとして学習します。
すでに存在していないことばや意味の変化をある程度理解したり、
現在使われていない文法事項を押さえていきますが、
繰り返し読むことによって古典独特のリズムや世界が理解できるようになります。
この時期の文章を読みこなすためには国語的な知識があれば良いというわけではありません。
文化論、科学論、言語論など、そこで扱われる内容は、
常識的に広い知識が必要となるのです。その知識を用いて内容を具体化することが大切です。
国語の文章理解とは抽象化と具体化を繰り返しながら行うのが効果的です。
理科(物理・化学・生物・地学)
理科は、自然の事物・現象についての実感を伴った理解を図り、
科学的な見方や考え方を養うことが教科目標です。
学習内容 物質・エネルギー・生命・地球の項目に分け、
それぞれの学年で目標を立てて学習します。
具体的な物質やエネルギーに関する事物・現象に進んでかかわり,
その中に問題を見いだし意欲的に探究する活動を通して,
規則性を発見したり課題を解決したりする方法を習得させる。
物理的な事物・現象についての観察,実験を行い,観察・実験技能を習得させ,
観察,実験の結果を分析して解釈し表現する能力を育てるとともに,
身近な物理現象,電流とその利用,運動とエネルギーなどについて理解させ,
これらの事物・現象に対する科学的な見方や考え方を養う。
暗記的項目と理解型項目に区分けし、バランスよく指導します。
特に理解型問題においては本質的な概念の獲得を重要視します。
(地学・物理・化学・生物)入試時にきちんと理科の全範囲の学習が終了できるように、
受験に向けたスタートを早めに切ります。
さまざまな入試問題に対応できるように、毎回の講義で各分野についての本質的な理解をめざします。
目に見えない自然界の中から、普遍的な真理を見出す力を養います
1年次 生物では「植物の分類やつくり」「植物のはたらき」を学習し、
光合成や蒸散作用などの原理を理解していきます。
化学では「物質の変化」「液体と気体の性質」を学習し、
水溶液の濃度や溶解度の計算も勉強します。
物理では「音」「光」「レンズ」「力」について扱います。
地学では「地震」「岩石の性質」「地殻の変動」についてまとめていきます。
いずれも理科の基礎となる内容です。
身の回りでおこる現象に関わるものについても、理論をもって学習していきましょう。
知識を体系づけて学んでいきます
2年次 生物においては「動物の分類とつくり」「ヒトのつくり」、
化学では「化学変化」「化学反応式」、物理では「電流回路」「熱量の計算」「電流と磁界」、
地学では「気象」について学習していきます。
動物の分類についての学習は、内容がもりだくさんになっていますので、
一つひとつ図を使ってまとめていく必要があります。
化学は中1で学んだ「物質の変化」から発展し、元素記号から始めて、
化学式、反応式を勉強します。
基本法則も多くでてきますので、きちんとノートにまとめることが大切です。
物理の電気については、電流の磁界、電磁誘導など、
オームの法則を用いる電流計算の基礎をしっかりと身につけ、
抵抗値を求めるものや、熱量計算なども演習していきます。
地学の気象は、湿度計算、天気のうつりかわり、天気図の読み方、
前線の動きを学習します。日常の天気予報などに生かされている理論を意識して学習すると、
知識がさらに身近なものになってきます。
中3内容を学習後、入試への知識の確認と弱点を補強していきます
3年次 生物についての学習は「環境と生態系」を学びます。
食物連鎖、環境破壊、私達と自然とのかかわりについて具体的な事例をまじえ、
現在の状況を認識していきます。
化学の学習は、化学反応式・元素記号や化学式についてさらに深く学習し、
イオン反応について学習していきます。
物理は、力の3つの作用をもとに、斜面やバネの問題を理解し、
速度・加速度、仕事やエネルギーの基本理念をおさえ、
計算問題でミスが出ないよう反復演習を行いながら、内容理解をしていきます。
地学は、天体分野の「地球の自転」「地球の公転」にかかわる太陽、月、星の動きについて学習した後、
特に時間の計算に関する問題を反復演習していきます。
中3の後半は、理科の全範囲について学習していきます。
項目は細部に分かれていますが、物理では、「力学」「電気」
化学では「物質の性質」「物質の反応」
生物では「動物」「植物」「環境」
地学では「天体」「気象」「地層」について、問題演習を行っていきます。
疑問点を残さず、知識の確認と弱点の補強をしていきます。
社会(日本史・世界史・地理・政治経済)
概要 社会科は、地理、歴史、政治、経済を学び、社会に主体的に参加することが、本質的な教科目標です。
学習内容
地理、歴史、政治、経済そのものの内容を理解よりも、
それらを手段として、世の中を理解し、市民として社会に参加していく力を育てることが目的です。
安易な暗記に終始する学習ではなく、本来の社会科の目標を見据えて学習すれば、
おのずと教科内容の理解は深まります。
学習内容は大きく「地理的分野」「歴史的分野」「公民的分野」の3つに区分されます。
地理と歴史は第1学年より並行で学習し、それらの学習を終えた後に第3学年に公民を学習する形式が一般的です。
地理的分野
世界と日本のすがた・地形図の読み取り
日本の中南部・日本の中央部・日本の東北部
アジア・アフリカ・ヨーロッパ・アメリカ合衆国・世界と日本の自然、人口、文化・世界と日本の産業
歴史的分野
歴史の流れと地域の歴史
日本の古代・日本の中世・安土桃山時代・反駁体制の動揺
近代日本の成立、発展・大正時代~現代・13世紀までの世界史総合・14~20世紀までの世界史総合
公民的分野
現代社会と家族・基本的人権と日本国憲法
選挙と三権分立・地方自治・経済の仕組みと国民生活・国際社会
世界史・日本史・地理・公民は、実は密接なかかわりを持っています。
世界においての日本という歴史的な流れを重要視しながら、
地理・公民を指導します。大切なことは、“全体の中の部分”ということを指導理念においています。
入試の覚えるべき内容を集約します
歴史分野は、つながり(その時代がどのように始まり、どう終わったのか、重要な出来事なら、なぜそれが起きたのか)を、
地理分野は、地形気候・産業などの関係を、
公民分野は、概念の整理や経済の仕組みを理解することが重要です。
図表も含めて全体をしっかり読み込み、反復するにつれて理解が不十分なところを重点的にまとめます。
そうすることで、効率的に定着度を高めていけます。
問題演習は、理解不十分な領域を発掘することが目的ですので、
問題を解くことに時間をかけるよりも、その後に、間違った部分・理解不十分な領域について、
教科書を読み直すことでしっかり理解する方が重要です。
覚えるべき内容は、ノートにまとめます。
そうすることで、どんな問題にも対応できる知識ができ上がります。
物事を立体的俯瞰的に考える力を、地理や歴史などから養成していきます
地理の授業では、世界の各地域の重要点をまとめることで、整理して学習していきます。
世界地理では各国の気候・自然・地形とともに産業(鉱工業・農業)についても学習していきます。
また、政治状況や国際機構についても理解を深めます。
日本地理では資料・統計を活用して各地の重要産業を学習していきます。
最近、面接試験での話題でも多く取り上げられている、
人口問題や環境問題といった今日的なテーマにも多面的に取り組んでいきます。
歴史的事象を多角的な視点で見つめます
歴史の学習はまず第一段階として、各時代の社会情勢・政治・文化などの特色や、
個々の歴史用語(人物名・事件名など)を習得することに努めます。
その上でそれぞれの出来事がどのような時代背景のもとで発生し、
どのような影響を後世に及ぼしたかという点についても理解を深めていきます。
すなわち、出来事の流れを把握する習慣を身につけていきます。
また、「日本史上で、ある出来事が生じたのと同時期に、世界各地ではどのような出来事が起こっていたのか」
という点に関しても重点をおき、歴史の流れの幅を広げていきます。
自国の歴史の歩みを正しく認識することは、歴史をただ単に受験科目として位置づけることではなく、
国際化する社会の中で活躍していくための知識の一翼としてとらえるために重要です。
公民分野と総合的演習、知識の補強を行います
公民(政治・経済)分野と、中学の社会学習の総合的な演習と知識の補強を行います。
政治分野では、日本国憲法・三権分立のしくみと各機関のはたらき・選挙制度などを学習し、
経済分野では金融制度・財政・景気変動・労働問題・税制など、社会で必要不可欠となる項目を学習していきます。
総合演習では、地理・歴史・公民の各分野について、国内外の時事問題や細かい知識の習得をはかり、
知識の土台をより強固なものにしていきます。
身近に起こったさまざまな問題に眼を向けるだけでなく、
入試で出題される形式の問題、面接で取り上げられる時事問題にも対応できるよう、
多角的な視点にたって授業を進めていきます。