コンセプト絶対値、速さ、比例、球の体積の問題のバリエーションを連続して解くこと 絶対値 問題(1)では、「絶対値が5より小さい自然数は何個ありますか」という問題です。ここでのポイントは「絶対値」と「自然数」の定義を理解することです。自然数は0を除いた正の整数を指し、「絶対値が5より小さい」という表現は、「5未満」を意味します。したがって、1, 2, 3, 4の4つの自然数が該当します。 速さ 問題(2)は「x㎞の道のりを2時間で進むときの速さは、毎時何mですか」という問題です。速さの計算は「距離÷時間」で求められますが、単位への注意が必要です。ここでは、距離の単位がkm、時間の単位が時間で、求める速さの単位が毎時何mなので、km/hをm/hに変換する必要があります。そのため、速さはx/2 km/h = 500x m/hとなります。 比例 問題(3)では、「yはxに比例し、x=-2のときy=-8である。x=5のときのyの値を求めなさい」という問題です。yがxに比例するということは、y = kxという関係が成り立つことを意味します。ここでは、初めに比例定数kを求め、それを用いてx = 5のときのyを求めます。結果として、y = 20となります。 球の体積 最後に問題(4)、「半径が3㎝の球の体積を求めなさい」は、球の体積を求める公式V = 4/3 × π × r³を使用する問題です。ここで、rは半径であり、この問題では3cmと与えられています。この公式を用いて計算を行うと、球の体積は36π cm³となります。
以上4つの問題は、それぞれ異なる数学的概念を用いており、それぞれの定義と公式の理解が解答に至るための重要なポイントとなっています。 |
(1) 絶対値が5より小さい自然数は何個ありますか。
解答
絶対値とはその数の大きさを表すもので、正負に関わらずその数の「大きさ」を示します。例えば、絶対値 |3| = 3, |-3| = 3 です。問題では、自然数の絶対値が5より小さいものを求めています。自然数は0を除いた正の整数を指すので、該当する自然数は 1, 2, 3, 4 です。つまり、4つの自然数が条件を満たします。
解説
この問題のポイントは「絶対値」と「自然数」の定義を理解することです。自然数は0を除いた正の整数を指すため、負の整数は考慮する必要がありません。また、「絶対値が5より小さい」という表現は、「5未満」を意味します。そのため、1, 2, 3, 4の4つの自然数が条件を満たします。
(2) x㎞の道のりを2時間で進むときの速さは、毎時何mですか
解答
速さは距離を時間で割った値を示します。ここでは、x kmを2時間で進むので、速さは x/2 km/h です。ただし、求める速さの単位が毎時何mなので、km/hをm/hに変換します。1kmは1000mなので、x/2 km/h = x/2 × 1000 m/h = 500x m/h が答えとなります。
解説
速さは「距離÷時間」で求められ、その単位に注意することがポイントです。ここでは、距離がkm、時間が時間で、求める速さの単位が毎時何mなので、km/hをm/hに変換する必要があります。その変換方法は、1km=1000mを使ってkmをmに変換することです。
(3) yはxに比例し、x=-2のときy=-8である。x=5のときのyの値を求めなさい
解答
yがxに比例するということは、y = kx (kは比例定数)という関係が成り立つことを意味します。ここで、x = -2のとき y = -8なので、これを用いて比例定数kを求めます。k = y/x = -8 / -2 = 4です。したがって、比例関係式はy = 4xとなります。次に、x = 5のときのyの値をこの式で求めます。y = 4 × 5 = 20が答えとなります。
解説
yがxに比例するということは、y = kxという関係が成り立つことを意味します。このkを比例定数と言います。まず、与えられた条件(x=-2のときy=-8)から比例定数kを求め、その後でx = 5のときのyを計算するというのが解き方のポイントです。
(4) 半径が3㎝の球の体積を求めなさい
解答
球の体積Vは半径rを用いてV = 4/3 × π × r³で表されます。この問題では、r = 3cmなので、体積VはV = 4/3 × π × r³= 36π cm³です。これが答えとなります。πは円周率であり、数値は約3.14ですが、一般的に数学の問題ではπのまま答えることが多いです。
解説
球の体積の求め方は、公式V = 4/3 × π × r³を用います。ここで、rは半径であり、この問題では3cmと与えられています。この公式を使って計算を行うことがポイントです。ただし、一般的に数学の問題では円周率πの数値をそのまま使うことが多いため、答えをπを用いた形で表すことが望ましいです。形で表すことが望ましいです。